エコノミクス甲子園全国大会 優勝!!
2月15日(日),東京・国立オリンピック記念青少年総合センターで開催された第九回全国高校生金融経済クイズ選手権『エコノミクス甲子園 全国大会』(主催:認定NPO法人 金融知力普及協会 後援:内閣府、文部科学省、金融庁)に宮崎代表として出場した本校3年・宝蔵花穂さんと井上桃子さんのチーム「DcLove2」が、見事、全国優勝を果たしました!!

16日(月)、二人にインタビューをすることができました。
――――――― エコノミクス甲子園全国大会での優勝、おめでとうございます!
(宝蔵・井上)どうもありがとうございます。
――――――― エコノミクス甲子園全国大会に出場してどうでしたか。
(宝蔵)みんな各県から選ばれた40チームが出場しているので、周りも強そうに見えましたし、夢中にやっているうちに進んでいくことが出来ました。
(井上)初日の記述が(自分としては)できなくて、予選敗退してしまったかなと思ったのですが、予想に反して予選1位で勝ち上がることができていて、それがその後の自信に繋がりました。
――――――― どのようなクイズがあったのですか。
(井上)プレゼンがありました。私たちは、商工会議所の会長の立場になって2040年に向けてどういう戦略を提案するかというテーマで意見を発表しました。
(宝蔵)4チーム8名で、4時間くらいでみんなで考えました。
――――――― それは面白いですね。それでどのような発表したのですか。
(宝蔵)設定の中で、その町は繊維産業が盛んであるということで、「医工連携」の観点から、最先端の医療で使う糸や介護用品などの開発を進める提案をしました。また、リスク分散のために、やはりその町の名産という設定であった果物などを活用した観光業、地域を北陸地方という設定にして、雪解け水で育てた鮎のブランド化なども合わせて提案しました。

(高3・宝蔵花穂さん)
――――――― 知識だけでなく、クリエイト(創造)しなきゃいけないんですね。
(井上・宝蔵)そうですね。
(宝蔵)アウトプットも必要なんです。
――――――― ディベート部にも所属する二人にとって、プレゼンはおてのもの?
(井上)そうですね(笑)。
(宝蔵)全10グループ中、1位だったみたいで嬉しかったです。
――――――― 印象に残ったことはありますか。
(井上)20チームが呼ばれ、そこで「次のクイズをします」と言われました。私たちはそこに呼ばれてなかったので(予選落ちしたと思って)ショックを受けていたんです。でも、実はそれが“敗者復活クイズ”で、呼ばれた方が敗退だったという・・・。
(宝蔵)天国から地獄、地獄から天国という感じで、会場が一気に歓喜や悲鳴につつまれました。(予選落ちして)宮崎に帰れないと思っていたので、ほっとしました。
――――――― 変わったクイズはありましたか。
(井上・宝蔵)決勝かなぁ。
(宝蔵)論述をしなければならないのですが、その前に行われる早押しボードクイズで正解するごとに、 相手チームに論述で使ってはいけない言葉を設定したり、逆にアイテムを得られたりするルールでした。
――――――― 2年前、本校3年生だった宝蔵さんのお兄さん・宝蔵蓮也君(現・九州大)と内田葵さん(現・慶応大)のチーム「DcLove!」が全国準優勝しました。そして今回、妹の宝蔵花穂さんと井上桃子さんの「DcLove2」が全国優勝。「DcLove3」へと続くといいですね。
(宝蔵)そうですね。
(井上)来るかもしれないですね(笑)。
(宝蔵)2年生、1年生と後輩は控えていますので・・・期待しています。
(井上)優秀な後輩たちなんで、きっと!
――――――― 「DcLove2」の二人は、既に進路が決まってますよね。宝蔵さんが九州大、井上さんが慶応大。2年前の「DcLove!」の二人と同じ。偶然とはいえ、スゴイですね。
(宝蔵)全部一緒なんです。進む学部も入試の方法も。
(井上)そうですね(笑)。
――――――― 全国優勝のご褒美はニューヨーク研修旅行。
(宝蔵)研修旅行なんで、ニューヨークの証券取引所とか、なかなか見ることができないところに行けるらしいです。
――――――― 卒業旅行ですね。
(井上・宝蔵)大き過ぎる卒業旅行です(笑)。
――――――― あと2週間で卒業です。
(宝蔵)高校生活が(全国優勝という)最高の形で終われるのは幸せです。学校の勉強だけじゃなく、今回のような将来に繋がるような勉強もできてとても充実してました。
(井上)充実した高校生活でした。ディベート部と文芸部を兼部していたのですが、両方の部で全国大会に出場し、いろんな経験をさせてもらいました。

(高3・井上桃子さん)
――――――― 後輩たちに対してのメッセージを。
(井上)得意なことや好きなことを見つけてください。自分の好きなことをものすごく極めればいいと思います。例えば、勉強なら好きな教科の先生に学校では習わないことまで教えてもらったり、部活であれば大会や遠征で色んな人に出会って世界を広げたりすれば、学校生活が楽しくなります。
(宝蔵)先輩たちも言ってたんですけど、アンテナをはって色んな情報をつかんで、自分から行動することが大事だと思います。そして、人とのつながり・・・同級生や先輩・後輩とのつながりも大事。そして,西高の場合、卒業後に進学が当たり前だけど、一度、自分の当たり前を疑ってみることって大切なのかなと思います。改めて人脈や知識をえるために大学進学が必要だって考えることができれば、受験でもその人は強いと思います。
――――――― 今日はどうもありがとうございました。
(宝蔵・井上)ありがとうございました。
【聞き手&撮影:吉田】