大学の研究室をめざせ
2016年6月20日 |校長だより
6月16日、理数科と理文クラスの約560名は、東京大学の総合文化研究科教授で動物行動学者の岡ノ谷先生から「言葉の起源:文系と理系の間」という演題で、先生の「言葉はなぜ生まれたのか、小鳥のさえずりから言語の起源に迫る」研究の一端をわかりやすく講義していただきました。理数科の企画として、毎年2回ほど生徒達を最先端の学問や研究に触れさせて、知的好奇心を刺激し学びに向かう意欲を喚起する機会を設けています。
私は、その講義を聴きながら日本史を専攻していた遙か昔の学生時代を思い出しました。教授や大学院の先輩方の研究をちょっと手伝いながら、見様見真似で、その研究の方法論らしきものを学び、直接史料にあたりながら自分なりの推論をまとめ、稚拙ながら卒業論文を書き上げて、一人前の大学生面(づら)したことを。ほんの短期間、さわりだけで、研究のようなものを経験したつもりになっていた私にとってさえ、大学の研究室は懐かしく、今の自分の拠り所でもあります。
私は、その講義を聴きながら日本史を専攻していた遙か昔の学生時代を思い出しました。教授や大学院の先輩方の研究をちょっと手伝いながら、見様見真似で、その研究の方法論らしきものを学び、直接史料にあたりながら自分なりの推論をまとめ、稚拙ながら卒業論文を書き上げて、一人前の大学生面(づら)したことを。ほんの短期間、さわりだけで、研究のようなものを経験したつもりになっていた私にとってさえ、大学の研究室は懐かしく、今の自分の拠り所でもあります。